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ノンアルコールの人気カクテルは?

Barにもよるかもしれませんが、バーテンダーに頼めばノンアルコール飲料もつくってくれるでしょう。私もアルコールが飲めない女性向けにときどきつくっていました。

 

かんたんなものではレモンと砂糖をシェークして炭酸割りにするレモン・スカッシュや、オレンジでつくるオレンジ・スカッシュのようなものがあります。

 

同じ柑橘系では「シンデレラ」というノンアルコールカクテルもあります。レシピはオレンジジュース、レモンジュース、パイナップルジュースをそれぞれ3分の1ずつでシェークします。これでもちょっとカクテル気分を味わえます。

 

 

このような場合、果汁100%のジュースを使うのか、果物をしぼってつかうのかによってまったく味は変ります。ジュースでは甘くなりすぎる場合が多いので、可能な状況ならなるべく果汁をしぼって甘味や酸味をととのえたいですね。

 

柑橘系の場合はシェーカーを振りすぎると泡立ったり、味が損なわれたりしますので注意してください。わりと女性に好評だったのはシンプルなミルクセーキです。牛乳、卵黄、砂糖を混ぜてシェークします。

 

しっかりシェークしなければいけませんが、長く振りすぎていると牛乳が水っぽくなってしまうので要注意です。アルコールが入ったほうがいいときは、少量のウイスキーを材料に加えると風味が合います。ちなみに、ここにバニラ・エッセンスを入れて作るものは「フレンチスタイル」と呼ばれますね。

 

シェイカーを使うときに注意したいのが、卵黄の扱いかたです。材料を入れただけでシェークしてみると、どうしても卵黄の黄色いツブツブが残ってしまいます。

 

 

見た目にもちょっとオシャレではないので、これをなくすために卵黄をシェイカーのなかでスプーンで細かくかきまぜておきます。さらに、氷を入れる前にシェーカーのなかでほかの材料といっしょに、ある程度かきまぜておきましょう。

 

牛乳を水っぽくしないためにシェーカーをふる時間を短縮したいからです。ピンクレディーのような卵白を使ったカクテルをつくるときにも、卵白の泡立ちを繊細にするためにシェイカーのなかでかきまぜます。

 

卵を使ったカクテルは初心者には難易度がやや高いとも言われますが、生卵をかきまぜる要領でスプーンを使うだけです。これをやるかやらないかで、仕上がりがまったくちがいます。

 

卵を使ったカクテルの場合、卵黄か卵白かのどちらかだけを使います。すると、もう片方が残ってしまうので、卵黄が残ったら卵黄を使ったカクテル、卵白が残ったら卵白のカクテルをつくればムダがありません。

 

飲み比べてみるのも楽しいですよ。自宅でもつくりやすいのでやってみてください。ノンアルコールのカクテルの種類やくわしいレシピは次の機会に書きますね。