「BCGAフレッシュジンジャーエール シュガーフリー(BCGA Fresh Ginger Ale Sugar Free)」はブルース・コスト(Bruce Cost)氏が開発、ニューヨーク州ブルックリンにあるBCGAコンセプト社がボトリングしています。
「ブルース・コスト フレッシュジンジャーエール シュガーフリー」での表示名での販売もされています。ところで、シュガーフリーとシュガーレス。
どちらも「シュガーが入っていない」という意味ですが、どんな違いがあるの?と思って調べてみると、Sugar Freeは「(あると悪い砂糖が)入っていない」、Sugar lessは「(本来あっていい砂糖)が入っていない」というニュアンスのようです。
とらえる側の感性や好みの問題で、どちらを使ってもあまり大差はないようで。ちなみに、「ノンシュガー」は和製英語なので英会話では通じません。
「BCGAフレッシュジンジャーエール シュガーフリー(BCGA Fresh Ginger Ale Sugar Free)」とオリジナルとの違いは、純甘蔗糖(サトウキビからできた砂糖)が入っていない点にあります。
そのかわりに甘味料として有機ステビアの葉が使われています。カロリーの情報が見当たらず、英語のホームページを見ると5キロカロリーという表示が。
100mlあたりなのか、355mlとしてなのか不明ですが、多くても17キロカロリー程度ということですね。
オリジナルの辛さからするとシュガーフリーは甘さが抑えられたぶん、もっと辛そうに思えますが、刺激は抑えめで香りはそのままの味わいになっています。
甘味料のステビアはパラグアイをはじめとする南アメリカ原産の多年草。草丈は50cmから1m前後。現地語では「甘い草」を意味する「カーヘーエー」と呼ばれ、古くからマテ茶などの甘味料として用いられてきました。
葉に含まれるステビオサイドという成分が甘さの元で、数種類あるステビアのうち、甘味の強い種類では砂糖の200~300倍甘さがあるそうです。
非常に低カロリーですから、使用量も少なく済むわけですね。1971年、大阪の守田化学工業株式会社によって世界初の商品化がされて以来、ダイエット用食品や糖尿病患者用メニューなどに使われてきました。
かつて、サッカリンなどの人工甘味料に発がん性があると指摘されたことから、ステビアは植物由来の甘味料であるものの、発がん性、不妊などの危険性を危惧する声もありました。
守田化学工業株式会社のホームページを見ると、関係機関においても「天然物の中で最も安全性が確認された植物由来の甘味料であることが認められている」ということで、海外の承認国などのデータが提示されています。
細かくは書ききれないので、心配な方は同社ホームページでご確認ください。たしかに、海外では食品へのステビアの添加を認めていない国もあります。
妊娠中や授乳中の女性、子どもに対する安全性を示す十分なデータはないとされているので、対象になる方は過剰な摂取を控えた方がいいかもしれませんね。