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ビーフィーター24 定番ジンとの違い・茶葉味の特徴・赤ボトルの評価

ビーフィーター24 定番ジンとの違いは

「ビーフィータージン24プレミアムロンドンドライジン(BEEFEATER24 London Dry GIN)」と定番ジンとの違い、一般の口コミ評価を紹介します。

 

24と定番の違いはお茶の風味。定番に日本の煎茶、中国緑茶、グレープフルーツピールを加えた計12種類のボタニカル類が使われているんですね。

 

ちなみに、スタンダードにはジュニバーベリー、セビルオレンジピール、アーモンド、オリス(アイリスの種類)の根、コリアンダーの種、アンジェリカの根、リコリス(甘草)、アンジェリカの種、レモンピールの9種類が使われています。

 

日本茶の画像

使われているお茶は日本の煎茶と中国の緑茶

使われているお茶は日本の煎茶と中国の緑茶。ビーフィーター社のマスター・ディスティラーであるデズモンド・ペイン氏が新しいジンの製造を模索しているときに、お茶をボタニカルに使うことに目をつけます。

 

そのきっかけは彼が来日したときでした。日本のジントニックを飲んだとき、日本のトニックウォーターにはキニーネが使われていないため、物足りなさを感じたそうです。

 

つまり、苦みが弱いジントニックだったわけですね。そこでトニックウォーターの代わりに日本の冷たい煎茶でジンを割ってみたら、煎茶の苦味と香りがジンとマッチしていたとのこと。

 

それから30種類以上の茶葉をテイスティングして、日本の煎茶の香りをより引き立たせるために、中国の緑茶を少量とグレープフルーツの皮を追加するレシピが完成しました。

お茶の性質の違いを風味に活かす工夫

中国茶と日本茶の違いは熱の加えかたにあります。緑茶は発酵を進ませないために、最初に熱を加えてある程度殺菌します。

 

このとき、日本茶は蒸気で蒸す方法で中国茶は釜炒りの方法。これによって、一般的に中国茶は香りが強いかわりに味が薄く、日本茶は香りが弱いかわりに味が強いという特徴が出るそうです。

 

ビーフィーター24では海藻や青々とした草のような煎茶の特徴に、中国緑茶を少し入れることで軽いタンニン感をつける工夫がされています。

 

中国茶の画像

価格とレビューの評価

ビーフィータージン24プレミアムロンドンドライジンはアルコール度数45度・700ml。記事アップ日時点での最安値(税込)は2,900円ほど。

 

一般的な評価では「煎茶・緑茶の味はロックにしてもジントニックにしても感じられませんでした」「40度のものとはっきりとした差は感じられませんでした」という厳しめの指摘があります。

 

いっぽうで、支持するレビューでは「生で飲みたくなるくらいおいしいです。ゴードン、タンカレー卒業生にお勧めです」「柑橘系の爽やかな香りを持っており、ロックで飲んでもとっても美味しかった」「すっきりしながらも、内に含んでから味がじわじわ変わります」「酔いご心地もさっぱりして、今流行のハイボールに飽きたらおすすめ」など。

 

飲む人によってまったく逆の感想になっているので、好みの差が分かれる銘柄となっています。

 

茶葉の画像

赤ボトルや24の意味は?

ビーフィーター24は透明ボトルの瓶底に赤いガラスがはめ込まれているデザインでしたが、2017年末からボトル全体がビーフィーター伝統の赤色のものに変更されています。

 

赤は英国女王の王冠に付いているルビーを表現。24という数字は、24時間刺激的な街ロンドンのイメージと、ビーフィーターブランドの製法上の特徴である「24時間スティーピング(ボタニカルを浸漬すること)」を意味しています。