ブロックマンズプレミアムジン・ブラックやブルーベリーのアロマと甘味

「ブロックマンズプレミアムジン(Brockmans Premium Gin)」はイギリス・ロンドンのブロックマンズ社が造っているクラフトジンです。

大きな特徴はボタニカルにブラックベリーとブルーベリーを使い、かなり主張を強くしているため、一般的なジンとは違う個性をもっていること。

ジュニパーやスタンダードなスパイスはもちろん入っていますが、ベリーが主軸に感じられるジンなので、フルーティなジンが好きな方に向いています。

11種類ボタニカルは産地までくわしく公開されていて、世界中から調達されていることがよくわかります。

Juniperジュニパー(イタリアのトスカーナ)、Blueberriesブルーベリー(北ヨーロッパ)、Almondsアーモンド(スペイン)、Blackberriesブラックベリー(北ヨーロッパ)、Liquorice甘草(中国)、Lemon Peelレモンピール(スペイン)、Corianderコリアンダー(ブルガリア)、Angelicaアンジェリカ(ベルギーとドイツのザクセン)、Orange Peelオレンジの皮(スペインのムルシア)、Orrisオリス(イタリア)、Cassia Barkカシア樹皮(東南アジア)。

ボタニカルはベーススピリッツの中で長時間、浸漬されて油や香りが抽出されます。その後、100年前につくられた銅製ポットスチルで蒸留され、良質な部分のみをミドルカットしてボトリングしています。

複雑なフレーバーと味覚の組み合わせを試しながら、現在にたどり着くまでには何百ものレシピが試されたそうです。

甘草(かんぞう)は「リコリス」の名前でおなじみですね。ウッディーでほろ苦いフレーバーを生み出してくれます。

オリスはイリス、ニオイアヤメ、ニオイイリス、ジャーマン・アイリスとも呼ばれる、芳香がする根茎を持つアヤメ科植物。原産地は地中海沿岸で日本には明治初期に渡来しています。

学名(属名)のイリス(Iris)属は花色が多彩で色が鮮やかなため、虹を連想させるという意味からギリシャ語で「虹」がつけられました。ギリシャ神話の虹の女神イリスに由来しているのだとか。

ブロックマンズプレミアムジンはアルコール度数40度・700mlで、最安値(税込)は4,700円ほど。

一般的な評価を調べてみると「想像以上のベリー香。アロマの立ち方がものすごいです」「どこか懐かしい味だなと思ったら、ロッテのブルーベリーガム」「ブルーベリーやブラックベリーといったボタニカルの主張が強く、口当たりまろやかで甘さと優しい酸味が素晴らしい」など、やはりベリー系が強めの印象という感想が見られます。

ブロックマンズ社のホームページを調べてみると、オン・ザ・ロックでスムーズに楽しめるジンを目指したとあります。

ストレートやロックでもおいしい飲み方ができるクラフトジンなので、ジントニックなら濃いめに作ってアロマと甘みを楽しみたいですね。