バーレイズジンのドライジンとピンクエディションの違い
バーレイズジンの主力銘柄「シグニチャーロンドンドライジン(Burleighs Signature London Dry Gin)」と「ピンクエディション(PINK Edition)の違い・価格・特徴を紹介します。
いずれもイギリスのレスターシャー州ナンパンタン村にあるバウドンロッジファームのバーレイズ蒸留所で造られていて、日本では少量の限定入荷品として販売されています。
定番アイテムがシグニチャー、ピンクエディションはこの定番に桜の花やハイビスカス、ローズ、ピンクグレープフルーツが加えられていて、繊細な甘さが特徴です。
バーレイズを意味する「自然森林保護区の森」のボタニカル
シグニチャーのボタニカルから紹介します。蒸留所の名前も意味する隣接する自然森林保護区のバーレイズの森に関連があるんですね。
蒸留所は2013年10月、クラフト蒸留所を同州に作りたいと考えたフィル・バーリー氏に、マスターディスティラー、ジェイミー・バクスター氏が応えて設立されました。
そのため、バーレイズの森に自生するボタニカルがこのジンのいちばんの魅力。シグニチャーにはこの地の白樺の樹皮、タンポポの根、ゴボウの根、エルダーベリーとアイリスが使われています。
芳香が強い個性的な原料
エルダーベリーは西洋ニワトコの果実。エルダーは果実だけでなく、葉、幹、花に至るまで使い道があります。
ヨーロッパ伝統医療の中で風邪、毒消し、鎮静、歯痛の緩和などに効果が期待されて使われてきました。
アイリスは日本でもアヤメ、ハナショウブ、カキツバタという名前で親しまれていますね。また、パルマスミレという強い芳香が特徴のビオラ・スアビス(Viola suavis)の八重咲き栽培種や松やユーカリも使われています。
レシピの基本となる力強い乾燥ジュニパーの風味に、かなり個性的な原料が巧みに抽出されています。
ピンクエディションはジェイミー・バクスター氏が東京を訪れた際に思いついたという桜入りジン。輸入元の(株)ePower社長ミューリー氏とバーで飲んだときの桜入りのカクテルがヒントになったとか。
基本レシピのボタニカルに桜の花やハイビスカス、ローズ、ピンクグレープフルーツが加えられています。
シグニチャーとピンクの度数・価格、おいしい飲み方は
バーレイズ |
通販販売店の 最安値価格(税込) |
シグニチャードライジン (40度・700ml) |
4,600円ほど |
ピンクエディション (40度・700ml) |
5,000円ほど |
レスタードライジン (40度・700ml) |
5,100円ほど |
「シグニチャーロンドンドライジン」はアルコール度数40度・700mlで、今日現在の最安値(税込)は4,600円ほど。「ピンクエディション」もアルコール度数40度・700mlで、5,000円ほどと定番よりもちょっとお高めです。
シグニチャーのおいしい飲み方は、メーカーではジントニックやカクテルのネグローニを推奨しています。ネグローニはカンパリ独特の甘辛さで好みは分かれますが、ひとまずレシピはこちら。
ロックグラスに大きめの氷を入れたら、ジン30ml・カンパリ30ml・スイートヴェルモットを30mlでステア。オレンジスライスをグラスに入れます。
ピンクは風味の繊細さを楽しめるように個性の強すぎないトニックウォーターで作るジントニックか炭酸割り、マティーニあたりが向いてますね。
フットボールクラブに捧げられたレスタードライジンも
レスターシャー州最大の街レスターは有名なレスターフットボールクラブのホームタウン。バーレイズ銘柄にはこのクラブとレスター市に敬意を持って作られた「バーレイズレスタードライジンLCFCエディション(ブルーのボトル)」もあります。
ちなみに、同州で有名な特産品が「レスターシャー・レッド」 。地元で製造されていて、別名ヴューチェダーの名でも親しまれています。農家では伝統のクロス(布)をまいて熟成させるのが伝統製法です。
色鮮やかなオレンジ色でほろほろと崩れながらも、生地は口に入れるとねっとりと溶けていきます。甘味・塩味・辛味・旨味など複雑な風味が楽しめて、ジンのおつまみにもおすすめです。