「カナダドライトニックウォーター(Canada Dry Tonic Water)」は米国テキサス州に本社を置く、ドクターペッパー・スナップル・グループが保有するソフトドリンクのブランドです。
カナダドライは100年以上に及ぶ歴史をもつジンジャーエールのブランドで、創業者はカナダ・トロントのソーダ水工場オーナー、ジョン・J・マクローリン(John J. McLaughlin)。
日本では1957年に販売が開始され、1990年に日本コカ・コーラが日本国内での販売権利を獲得。以降はジンジャーエールとその派生商品、クラブソーダ、トニックウォーターのブランドに特化されています。
「カナダドライトニックウォーター(Canada Dry Tonic Water)」の特徴は爽やかな苦み、強めの炭酸、香りが長く続くという点にあります。
お酒を飲まない人にも好まれますが、ジントニックにしたときにジンやライムに負けないミキサーなので、愛用しているバーテンダーもいます。
500mlのペットボトル容器で弱点となりやすいのが炭酸ですが、炭酸も強めなので好まれています。
原材料・成分は果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料。100ml当りのカロリーは36kcal。この成分ですが、メーカーからはこれ以上の解説はありません。
しかし、Wikipediaの「トニックウォーター・キニーネの有無」という項目を要約すると、「日本国内でコカコーラボトラーズが販売しているカナダドライ・ブランドとシュウェップス・ブランドのトニックウォーターは原料を海外輸入しているためにキニーネが含まれています。ですから、紫外線を照射すると発光します」とあります。
キニーネよりも「キナ抽出物」と書くのが正しいわけですが、キナ抽出物は発光する性質があります。ですから、入っているのではないかという説となっていますが、はっきりと明示されていないので推測でしかないんですね。
キナ抽出物に関してはこちら>>>「フィーバーツリープレミアムトニックウォーター」
たしかに、わずかに眼で見える長波長の紫外線を放射する電灯「ブラックライト」をカナダドライトニックウォーターに照射して光らせている画像はよく見かけます。
最近では「キナ抽出物」を加えた人工香料不使用のトニックウォーターがプレミアムとして名乗りをあげていますが、はたしてカナダドライはどうでしょううね。
とはいえ、トニックウォーターの場合、「薬っぽい苦さ」は必須です。「キナ抽出物」が入っていようとなかろうと、それを意識する前から安心できる味として認識できるのが、定番としての強みです。
でも、購入するとなると同社のジンジャーエールに比べると、トニックウォーターはまだ広く販売されていないようです。スーパーや酒店になかったり、割高だったりして、ネット通販で箱購入という方も多いんですね。
たくさん消費するなら価格的にも安心のカナダドライですが、207mlのリターナブル瓶もあります。1人分でも少し少なめの2人分でもいける量で、ちょっとめんどうですが店舗購入なら、返しにいけば容器保証料として瓶やケースの代金を返金してくれます。
ちなみに、公式サイトが推奨しているジントニックのレシピは、「ジン大さじ3(45ml)、ジン大さじ3(45ml)、カットライム1/10個、トニックウォーター150ml」となっています。