ノンアルコールカクテルのシンデレラ・レシピは柑橘系
「シンデレラ(Cinderella)」はお酒を使わずに作るノンアルコールカクテルです。今回はレシピ、材料、作り方、カクテル言葉とともに、原作が生まれた時代、ガラスの靴だけがなぜ消えなかったのかなど、物語の謎も紹介していきます。
シンデレラの材料はオレンジジュース・レモンジュース・パイナップルジュース。1/3ずつシェーカーに入れてシェークするだけです。
濃いめの黄色に仕上がるため、カクテルグラスで飲めばノンアルコールでもカクテル気分を味わえます。
作り方の注意点は甘みと酸味のバランス
作り方の注意点はジュースの選びかたによって味がまったく変わってしまうこと。3つとも甘いジュースを選ぶと、仕上がりは甘みが強くなります。
酸っぱい風味で味わいたいならレモンジュースに無糖の果汁を使う、あるいは混ぜると甘さの調整ができます。
レモンジュースの代わりにアイスのレモンシャーベットを使うレシピもあるようです。シャーベットなら夏向きで喉ごしも爽やかですね。
いろんなメーカーのジュースを組み合わせて、自分のベストの味を探す楽しみもありますね。
宅飲みで複数の人が飲む場合は、ノンアルコールで飲みやすいのですぐに飲んでしまい、作る人がヘトヘト…という事態も考えられます(笑)。
そこで、本来はカクテルグラスですが、一度にたくさん作って、氷を入れたグラスで出してあげると長持ちします。
ノンアルコールやアルコール入りのバリエーション
シンデレラのバリエーションとして、ノンアルコールなら氷を入れたグラスでソーダ割り、ジンジャーエール割りもできます。
ただし、水っぽくなってしまうので濃縮タイプのジュースを濃い目に使ったほうがいいかもしれませんね。
アルコール入りのシンデレラが飲みたいという方は、アルコールの風味がじゃましないウォッカを少量材料に混ぜてシェークしてみてください。
シンデレラのカクテル言葉・物語の由来
シンデレラのカクテル言葉は「夢見る少女」です。記事を書いている男の私もちょっと気恥ずかしいです(笑)。
シンデレラ物語は世界中にそのバリエーションとも言える話が残っています。日本ではドイツのヤーコプとヴィルヘルムのグリム兄弟が編纂したメルヘン集「グリム童話」がよく知られています。
メルヘンとは「昔話」を意味するドイツ語で、グリム兄弟は創作ではなく編纂した人たちなんですね。
フランス語ではサンドリヨン、和名は「灰かぶり姫」とも呼ばれます。継母から粗末な服しか与えられず、お城の舞踏会に行けずにいたシンデレラが、魔法使いと出会い、ガラスの靴が縁で王子と結婚して幸運を得る物語。
そんなシンデレラにちなんで、お酒が飲めない人でもカクテルパーティやバーで楽しめるようにという思いやりの由来があるそうです。
原作・原典は紀元前のエジプト?
現在知られている中で最も古い記録の一つに、ギリシャの歴史家ストラボンが紀元前1世紀に記録したロードピスの話が残っています。
エジプトのお屋敷に住んでいた主人公ロードピスの物語で、ほぼシンデレラのストーリーといっしょなんですね。
なぜ、シンデレラのガラスの靴だけ消えなかったのか?
夜の12時の鐘が鳴るとともに、魔法のかかったカボチャの馬車や馬などはもとに戻ってしまったのに、ガラスの靴だけは消えずに残り続けました。
なぜ?と疑問に思う人も多いようですが、その答えはフランス語で書かれたペロー童話集に書いてありました。
魔法使いはカボチャの馬車や馬などは魔法で変えましたが、ガラスの靴だけはシンデレラに手渡しでプレゼントしていたんですね。
もしかしたら、シンデレラのその後の運命を知っていたのかもしれません。