品薄で終売?フロム ザ バレルの価格は定価近くの時期が狙い目
フロムザ バレル「(NIKKA WHISKY From The Barrel)」はニッカウヰスキーが製造、アサヒビール株式会社が販売しているブレンデッドウイスキーです。
一時はNHK「マッサン」の影響などで品薄になって2015年に値上げ、価格も高騰しました。
フロムザ バレルはアルコール度数51度・500mlで、定価の目安となる参考小売価格(消費税別)は2,400円。
記事アップ日現在の最安値は2,500円から2,800円あたりなので、このあたりでまとめ買いしておくのがいいですね。
値段の変動が激しいときには、3,000円台ならしばらく様子見でしょうか。
フランス・パリのBARでフロム・ザ・バレルはジャパニーズウイスキーのなかでもニッカウヰスキーの象徴として愛され、ストレートで飲まれることが多いとか。
終売の噂も出ましたが、いまのところそのような発表もないようです。
世界規模で人気が出ているため、品薄や終売を心配する声も多くなりがちなんですね。
レビューの評価・シングルモルトに負けない力強さと味わい
購入した人の一般的な評価をまとめてみました。
支持するレビューでは「アルコール度数が高いが嫌味のない味、余韻が凄い」「香りから味わいまで絶妙。舌に染み渡る美味しさ」「シングルモルトに負けない力強さ」「マイルドで甘く飲みやすい」などが見られます。
おいしい飲み方としてはやはり、一般的に飲まれているストレートかロック。氷が溶け切らないうちに香りを楽しんでくださいね。
マイナスを指摘する感想としては「グラスに注ぎにくい」があります。
ボトルの注ぎ口に特徴があるため、最初の一杯目の注ぎ方を失敗するとこぼしてしまいます。こぼさないコツはグラスの上から注がないこと。
ボトルのネックをグラスの縁に押し当ててから、ボトルを静かに傾ければスムーズに注げますよ。
ニッカウヰスキー・フロム ザ バレルの特徴
フロムザ バレルの特徴のひとつは、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽に入れて数ヶ月ほど再貯蔵していること。
この「マリッジ」と呼ばる工程を減ることで、ブレンドした原酒同士の風味を安定させているんですね。
特徴のふたつめは、後熟のピークに達した時点でほとんど加水せず、51度という高いアルコール度数で直接ボトリングしていること。
樽出しの原酒そのままのウイスキーは「カスクストレングス」とも呼ばれます。
割り水によってアルコール分を40~45度程度に調整される一般的なウイスキーと比べると、原酒のままの美味しさを楽しむことができます。
ニッカウヰスキーのフロムザ バレルでは加水されているようですが、その量は最小限に抑えられ、カスクストレングスに匹敵する51度のアルコール度数で販売されています。
とはいえ、厳密には樽出しそのままというカスクストレングスの定義から外れるので、その名称はつけずに「樽出し原酒」と表現しているようですね。
フロム・ザ・バレルは1985年10月にニッカウヰスキーから発売されて以来のロングセラー。
「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」のサブカテゴリーにおいて、5年連続(2007年~2011年)、「ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー「ノーエイジ」を受賞など書ききれないほどの受賞歴があります。
アルコール度数が高いことによって、コク、華やかな香り、甘さが口の中いっぱいに力強く感じられるコスパの高いウイスキーです。