ジンの銘柄と種類を生産地別に解説しています

マティーニ、ジントニック、ジンフィズなどのカクテルベースとなるジン。タンカレーやボンベイ、ゴードンなどの有名メーカーの他にも、ボタニカルに工夫したクラフトジンが人気です。さまざまなジンの種類や原料、アルコール度数、特徴、風味の違いを解説します。

 

ジンの場合、蒸留所のある地域特有のボタニカルがメインに使われていることが多いですが、すべての原料を調べると世界各国から集められていることが多く、高級銘柄になるほど、希少性の高いボタニカルが使われていたり、製造工程に手間がかけられていたりします。

 

ここではひとまず、生産国で分けてありますが、蒸留所と販売メーカーの国籍が別なこともあるので、地域にこだわることなく、蒸留所やボトルの個性を見分けて選ぶのがおすすめです。


 

Spain スペイン

ボタニカルに地中海地域産のオリーブ・バジル・タイムを使用

「ジン マーレ(Gin Mare)」

カタルーニャ州コスタ・ドラダの蒸留所

 

 

プレミアムやロンドンドライ、キスジンの特徴と価格、度数などを解説

ボタニック(キュービカル)ジン(Botanic Gin)の種類

ウィリアムハンバート社

 

 

スペインの葡萄をベーススピリッツに使用

「ノルデス アトランティック ガリシアン ジン(Nordes Atlantic Galician Gin)」

 ガリシア州・ノルデス社

 

 

 

Italy イタリア

イタリアボタニカルを華やかに

「ボッテガ バクール・ドライジン(Bottega Bacur Dry Gin)」

コネリアーノ ボッテガ社

 

 

ボタニカルを真空蒸留、イタリアレモンで香りづけ

「マルフィ・ジン(Malfy Gin)」

トリノ県モンカリエリ トリノ蒸留所

 

 

 

Austria オーストリア

母娘経営ワイナリー兼蒸留所のクラフトジン

「ジーニーベツァオバーントジン(Gini Bezaubernd)」

ニーダエスタライヒ州 ヴィータシュタイン蒸留所

 

 

 

Sweden スウェーデン

スウェーデン伝統文化フィーカの心が香る優しい蒸留

「ストックホルムブランネリドライジン(Stockholms Branneri Dry Gin)」

ストックホルム・セーデルマルム島ストックホルム蒸留所

 

 

 

 

Finland フィンランド

フィンランドのフレッシュボタニカルを抽出

「キュロナプエ フィンランドジン(Kyro Napue Finland Gin」

フィンランド・イソキュロ キュロ蒸留所

 

 

 

 

Denmark デンマーク

ビールのホップをベーススピリッツに使ったジン

「ミッケラーネイビーボタニカルジン(Mikkeller Navy Botanical Gin)」

ミッケラー社の本拠地。世界各地のマイクロブルワリー設備を利用

 

 

 

Australia オーストラリア

ヤラ・ヴァレーのボタニカル

「MGCメルボルンジン カンパニードライジン(Melbourne Gin Company Dry Gin)」

オーストラリア・ヴィクトリア州ヤラ・バレー mgc社

 

 

 

New Zealand ニュージーランド

NZ産ネイティヴボタニカル「マオリハーブ」を蒸留

「リード+リード ネイティヴドライジン(Reid+Reid Native Dry Gin)」

ウェリントン郊外マーティンボロ リード+リード蒸留所

 

 

 

Canada カナダ

イヌイット薬効ボタニカル

「アンガヴァ カナディアンプレミアムジン(ungava Canadian Premium Gin)」

アンガヴァ アンガヴァ社

 

 

 

South Africa 南アフリカ共和国

南アフリカの黒ブドウ品種、ピノ・タージュをベーススピリッツに使用

「サザンクロスジン(Southern Cross Gin)」

ステレンボッシュ アサラ社

 

 

 

Korea 大韓民国

販売製造拠点を集約。日本へは韓国で製造輸出中

「ギルビージン(Gilbey's Gin)」

英国ディアジオ社傘下W&Aギルビー社