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メーカーズマークの評価とサイズ別の定価価格・通販最安値・飲み方は

メーカーズマークの度数・サイズ別の定価価格と通販最安値を比較

「メーカーズマーク(Maker's Mark)」はアメリカ・ケンタッキー州ロレットにあるメーカーズマーク蒸溜所が造っているバーボンウイスキーです。

 

メーカーズマークはアルコール度数45度で、サイズはミニチュア50mlから200ml・350ml・700ml・1000ml・1750mlまであります。

 

定価の目安となるのが日本での販売元、サントリーの参考小売価格(消費税別)なので、通販最安値と比較してみました。以下の通りです。

 

メーカーズマークのボトル画像
赤の封蝋でお馴染みのメーカーズマーク

 

メーカーズマーク・45度

参考小売価格(消費税別)

通販販売店の最安値価格(税込)

50ml 540円 530円前後

 200ml

924円

950円ほど

350ml

1,500円

1,400円前後

375ml

サントリーの取り扱いなし

1,700円前後

700ml

2,800円 2,000円ほど

1000ml

4,000円 2,900円前後

1750ml

サントリーの取り扱いなし 6,700円ほど

容量と価格を比較してみると、やはり一番流通している700mlが1mlあたりに換算するといちばん安いようですね。

 

ギフトセット、グラスやオリジナルグッズ付きになると、700mlで3,000円以上になりますね。

赤い封蝋のメーカーズマーク・レビューの口コミ評価は?

メーカーズマークを購入した人のレビューのうち、Amazonでは70%以上の人が香りと繊細な甘みを高く評価しています。

 

とはいえ、度数がやや強めなのと特徴的な香りにたいして、少数ですが否定的な感想も見られます。

「すごいアルコール臭」

i.w.ハーパーと比べると風味が濃く、ストレートやロックでは飲みづらい」

「香りが受け付けない。この匂いが好きな人には嵌まるのだろうけど」

「癖が非常に強いため、バーボンの味に慣れていない方にはお勧めできない。ジムビームほどは目立ちませんがセメダイン香もある」

 

支持する口コミは、以下のようにまったく逆の評価となっています。

 

「男らしいワイルドターキーとは違って、上品な甘みが突き抜ける感じ」

「マイルドな味わいですごく飲みやすかった」

「味はフルーティさがありつつ、甘いわけではなく、深さも感じられる」

「ハイボールは香りも素晴らしく、最高に美味しい」

「繊細で癖がなく、非常に飲みやすい」

「バーボンの優しいおいしさに酔いしれます」

「香りの豊かさが口から鼻に抜けていく感覚が最高」

 

香りを豊かさと感じるか、苦手と感じるかですね。また、エグみを感じるなら、ウィスキーの甘みが活きる牛乳やココア割りにすると飲みやすい風味になります。

 

ハイボールの画像

メーカーズマークの飲み方

おいしい飲み方として販売元のサントリーが提案しているのが「メーカーズクラフトハイボール」です。

 

ウイスキーとソーダを1:4の比率にしてハイボールをつくり、オレンジピール(皮)をグラスから4~5cm離して、飲み口に向かって軽くしぼり、香り付けをするというスタイル。

 

グラスに近すぎると苦味も移るためですが、私は苦味が好きなので上からいきますね(笑)。

 

このほかにバリエーションとしてはお好みでライム、ローズマリー、コーヒー豆(6粒程度)を入れる飲み方が提案されています。

メーカーズマークの味わいの特徴1・原材料

バーボンの規定のひとつに「原料の穀物中にトウモロコシが51%以上含まれなければいけない」というものがあります。

 

残りの原材料49%に関して決まりはありませんが、「メーカーズマーク」の特徴のひとつは、この残りの原材料がほかのバーボンと違うことなんですね。

 

多くのバーボンではトウモロコシの比率51%をベースに、ライ麦、大麦麦芽を原材料としますが、「メーカーズマーク」はライ麦のかわりに冬小麦(Winter wheat)を使っています。

 

ライ麦は食用や飼料用としてヨーロッパや北アメリカを中心に広く栽培されていて、寒冷な気候や痩せた土壌などの環境でも耐性があります。

 

また、ライ麦はコーンの甘さを引き立てるスパイス的な役割があり、バーボンウイスキーにとって欠かすことができないんですね。

 

石灰岩の画像
Limestone 石灰岩

 

メーカーズマークがそのライ麦のかわりに使っている冬小麦は、秋から初冬にかけて種をまき、翌年の初夏に収穫する小麦です。

 

春小麦に比べるとグルテン(たんぱく質)が少なく、柔らかい特徴があります。

 

冬小麦はSoft Red Winter Wheatというマイナー品種にこだわって、ふくらみのあるやわらかで繊細な味わいを生み出しています。

 

ライ麦と小麦では味に違いがあります。たとえば、一般的な小麦粉で作ったパンとライ麦粉で作ったパンを比較すると、ライ麦のほうが独特の酸味と粘りが出るんですね。

 

メーカーズマーク蒸留所では冬小麦、トウモロコシは近郊の契約農家が栽培した最高品質のものを使ています。

味わいの特徴2・石灰層から鉄分が濾過された水

特徴のもうひとつが使っている水。ケンタッキーの大地を形成する石灰層からのバーボンづくりにぴったりの「ライムストーンウォーター」という鉄分が濾過されたクリアな水です。

 

蒸留所の大量生産化が進んだ現在、天然の湧き水では間に合わず、大部分の蒸留所では水道水や川の水に切り換えているのだとか。

 

しかし、「メーカーズマーク」は蒸溜所の敷地内にスプリング・フェド湖の湧き水を所有しています。

 

手づくりによる少規模生産に徹しているため、湖を涸らすことなく良質で清冽な水を守り続けてこられたわけですね。