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マルスウイスキーエクストラ 本坊酒造の地ウイスキーを一升瓶で

「マルスウイスキー エクストラ(Mars Blended Whisky Extra)1,800ml」は本坊酒造(ほんぼうしゅぞう)の鹿児島工場で造られているブレンデッドウイスキーです。

 

1,800mlという容量からもわかるとおり、なんと日本酒でおなじみの一升瓶に入ったウイスキー。珍しいので話題となっています。

 

実はこの一升瓶に入ったウイスキーというのは昔からあり、1980年中頃に日本の地ウイスキーブームがあり、大量生産されていない地方のウイスキーが700ml、720ml、1,800mlなどで販売されていました。

 

kaimondake 鹿児島県薩摩半島の南端にある開聞岳
kaimondake 鹿児島県薩摩半島の南端にある開聞岳

 

本坊酒造は鹿児島県鹿児島市に本社を置く総合酒類メーカーで、ウイスキーのブランドの頭には火星を意味する「マルス(Mars)」がつくことで知られています。

 

ちなみに、マルスの名前の由来は、もともと本坊酒造に「寶星(たからぼし)」という焼酎のブランド。そこから、「星」に関連する洋酒のブランド名として選ばれたのだとか。

 

同社は少量ながらも個性豊かな地ウイスキーを造りつづけて、「マルスウイスキー エクストラ」で80年代の地ウイスキーブームの火付け役になりました。

 

本坊酒造の歴史解説はこちら>>>「マルスウイスキー岩井」

現在、ウイスキーの蒸留所は日本国内にマルス信州蒸留所(長野県中央アルプス駒ヶ岳)、マルス津貫蒸溜所(鹿児島県南さつま市加世田津貫)があります。

 

マルス信州蒸留所で造られた「マルスモルテージ 3プラス25 28年(生産中止)」は英国のウィスキー専門誌が主催するコンテスト、ブレンデッドモルトウィスキー部門で最高賞を受賞。世界的に注目されました。

 

ちなみに、このサイトでも紹介した「マルスウイスキー岩井」は価格が2,200円ほどながら、味わい深さ、まろやかが受けて人気のブレンデッドウイスキーです。

 

今回紹介する「マルスウイスキー エクストラ」はスコッチウイスキーを手本として、日本人の香味嗜好に合わせて造られたブレンデッドウイスキー。

 

アルコール度数は37度とやや低いものの、1,800mlでありながら販売店によっては2,000円ほどで購入できます。

 

一般的な評価では「甘くフルーティ・くせなく飲める」などのレビューとともに、コストパフォーマンスの高さをあげる声が多いですね。

 

 

ストレートやロックという飲み方よりも、ハイボール、カルピスソーダ割りなどで気軽に量を飲む人に受けているようですね。

 

ただし、「レビューを信じて購入したけれど価格相応(ほかでもよくあります)」「悪酔いした」「香り・風味・余韻は今一つ」というネガティブなレビューも少数ながらあります。

 

この容量と価格なので、「上位クラスのスコッチと同じ感覚で評価するのは難しい」という前提をふまえつつ、参考にしていただけたら幸いです。同じ値段で岩井もありますので、いろいろご検討を。