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宮城峡シングルモルト・余市との違いや味わいの比較、口コミ評価は

宮城峡シングルモルト(ニッカウヰスキー)の特徴

「宮城峡シングルモルト(Single malt Miyagikyo)」は宮城県仙台市青葉区のニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所でつくられているノンエイジのシングルモルトウイスキーです。

 

世界的なウイスキーブームによってニッカウヰスキーでも余市蒸留所、宮城峡蒸留所の原酒が枯渇。

 

2015年に宮城峡ブランドの熟成年数表記である「10年」「12年」「15年」が終売となってしまいました。

 

その代わりにブレンドを変えたノンヴィンテージとして発売されたのが、この銘柄なんですね。

 

仙台市の画像
Sendai 宮城県仙台市

 

宮城峡シングルモルトの特徴はフルーティな香りと甘みにあります。

 

間接蒸溜方法(後述)を採用していることにより、華やかでフルーティな香りとまろやかな味わいが生まれるんですね。

 

そのため、ストレートはもちろん、ロック、トワイスアップあたりが味わいが楽しめます。加水のしすぎや薄めのハイボールでは、味と香りが希薄になります。

宮城峡と余市の違い

宮城峡蒸溜所のポットスチルは上向きのラインアームをもつ、胴体の丸いバルジ型。

 

蒸留方法はポットスチルの内部にパイプをめぐらせて130度の蒸気を通して加熱する間接蒸溜方法方式がとられています。

それにたいして、ニッカウヰスキー余市蒸溜所は下向きのラインアームをもつ、ストレートヘッド型。

 

ポットスチルを800度で加熱する石炭直火蒸留法方式がとられています。

 

2つの蒸溜所が生み出す風味は、同じニッカウヰスキーの銘柄でも対照的な風味として、ウイスキーファンからも比較されることが多くなっています。

宮城峡と余市の違い・味わいを比較した口コミ評価

宮城峡と余市のノンエイジ同士で味の違いを比較した口コミを見ると、やはり個人の嗜好によってとらえかたはかなり違うようです。

 

ノンエイジらしい若い原酒のアタック感を最初に感じるというのは両者同じですが、「宮城峡のほうが香りと甘さにわかりやすい個性があり、完成度が上かも」という傾向の感想が多いようですね。

 

余市はピートの個性が強く、ノンエイジになるとまろやかさに欠けたり、味に奥行きが足りないと感じたりするのかもしれません。

 

とはいえ、「誰がなんと言おうとも、余市を絶対支持する」というファンに支えられているのも、余市ならではなんですね。

 

広瀬川の画像
Hirosegawa 仙台市青葉区の広瀬川

シングルモルト宮城峡700mlなどの定価・最安値価格

シングルモルト宮城峡はアルコール度数45度で180ml・500ml・700mlがあります。

 

あくまでも記事アップ日の最安値価格ですが、それぞれ以下の通りです。ギフト用箱入りも人気ですが、700mlで5,000円ほどになります。

シングルモルト

宮城峡・45度

通販販売店の最安値価格(記事アップ日の価格)

定価の目安となる

参考小売価格(税別)

700ml

3,900円前後 4,200円

500ml

3,300円前後 3.080円

180ml

2,000円前後 データなし

定価の目安となる参考小売価格は、販売元のアサヒビールによると700mlでも500mlでも販売価格に近いので、今日現在は安定しているようです。

 

手軽に買える価格なら180mlですが、2本分で700mlが買えるくらいなので、700mlを購入したほうがよさそうですね。

 

ウイスキーとロックグラスの画像

宮城峡シングルモルトのレビュー評価

宮城峡シングルモルトの一般的な評価からまずはマイナスを指摘する感想として「同価格帯のスコッチウイスキーと比べると熟成年数が少ない分、熟成感ではあと一歩」「アルコール臭さが強すぎて、結構きつかった」「個性という意味で、サントリー山崎や響の代わりにはなり得ない」「フルーツのような香りと独特の後味(癖)が強いので、好みが分かれそう」など。

 

ちなみに、支持するレビューには「山崎や響の代わりになるくらいおいしい」という感想もありますから、お好み次第といったところ。

 

そのほかの支持する口コミには「クセもなく、かろやか、しっかりとしたウイスキー」「スパイサイドモルトのようなフルーティな香りで、かなりモルティーな風味が感じられる」「リキュールに近い香り。味はウイスキーの強さがちゃんとある」「熟れた果実の香り、甘み、ビターを感じた」「甘くて華やかな飲み口」「鼻から広がる花のような香りの立ち方が非常に気に入っています」などのレビューが見られます。

 

バニラアイスにかけたり、料理の味付けに使ったりする人もいるようですね。

 

ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所の見学情報と宮城峡の種類

宮城峡蒸溜所は宮城県仙台市青葉区の広瀬川と新川(ニッカワ)が合流する自然に囲まれた場所に位置しています。

 

近寄りの駅「作並駅」から徒歩で約25分かかるため、アクセスがいい場所ではありませんが、まわりの風景や建物の美しさを楽しめるのが宮城峡蒸溜所ならではです。

 

ギフトショップが充実していて、蒸溜所でしか購入できない限定ウイスキーやお菓子がいろいろあります。上のリンクからチェックしてみてくださいね。

 

宮城峡シリーズには「シングルモルト宮城峡2000's」「モスカテルウッドフィニッシュ瓶」「シェリーカスク」、宮城峡蒸留所限定の3種類「シェリー&スイート」「フルーティ&リッチ」「モルティ&ソフト」があります。

 

終売の「10年」「12年」「15年」はすっかり高値になってしまいましたが、ヤフオクなどでニッカ宮城峡の旧ボトルを調べてみたので、在庫に興味のある方はこちらをどうぞ。