ダグラスレイン社のスカリーワグ・スペイサイドモルトウイスキーの評価は
「スカリーワグ(Douglas Laing's Scallywag)」は老舗独立瓶詰め業者「ダグラスレイン社」が販売しているブレンデッド(ヴァッテッド)モルトウイスキーです。
スペイサイドモルトの中でも価格が高騰しているマッカラン、グレンロセス、モートラックの原酒を中心に、スペイサイドモルトだけをブレンドした贅沢なウィスキーです。
これだけの希少な人気銘柄を使えるのは、ボトラーの中でも膨大な樽を保有しているといわれるダグラスレイン社だからこそとも言われますね。
ヴァッテッドモルトウイスキー・スカリーワグの特徴
スカリーワグの特徴はフルーツ香の上質な甘味、それと重なるちょっとビターな風味。
公開されているブレンドの構成比はファーストフィルシェリー40%、ファーストフィルバーボン30%セカンドフィルバーボン30%となっています。
しっかりと濃く深みのある色合いをしているのは、質の高いスパニッシュシェリー樽熟成の影響と言われますが、ファーストフィルのシェリー40%だからでしょうか。
スカリーワグの価格とレビューの評価
スカリーワグはアルコール度数46度・700mlで、今日現在の安い価格帯は税込5,000円ほど。
一般的な評価からまずはマイナス評価を指摘する感想ですが、お酒そのものに関してはとくに問題はないようです。
「送られてきた箱が違った」とか、「箱がつぶれていた」というような個々の販売店における対応の問題だけのようですね。
支持するレビューは以下の通りです。
「美味しい。甘い香りは他のシングルモルトより強く、味わいも他のシングルモルトより強い。ロックがおすすめ」
「柑橘系フルーツを感じて飲みやすい。飲み方も選ばない、ハイボールも美味しかった。値段相応のウィスキー」
「うまい。まろやか。ボトルも化粧箱もおしゃれ。いい買い物だった」
「お得な価格で理想的なウイスキー(英国)」
「初心者にぴったりのウイスキー。持続性のある味、非常にバランスが取れていて飲みやすい(ドイツ)」
スカリーワグとは?意味と由来
ダグラスレイン社は「Remarkable Regional Malt(注目のモルト)」シリーズとして、ハイランドモルトが中心の「ティモラスビースティ(Timorous Beastie)」、アイラモルトが中心の「ビッグピート(BIG Pete)」、アイランドモルトのみブレンドの「ロックオイスター」をリリースしています。
そのシリーズの中の中でもダグラスレイン社の思い入れが一際強いのがスカリーワグだとか。
ちなみに、「スカリーワグ(Scallywag)」とは愛くるしい犬の仕草などを表す際に使う「スウィート」という言葉。
ダグラスレイン社一族は、代々フォックステリアを飼っているため、その犬がスカリーワグのモデルとなっているそうです。
このお酒の特徴である「甘い」と「愛くるしい」という言葉を重ねて、ラベルにも表現されているわけですね。
今回紹介したのはノンエイジのレギュラーボトルですが、スカリーワグには熟成表記ボトルやカスクストレングスもあります。