「シュウェップス インディアントニックウォーター(Schweppes Indian Tonic Water)」をご存知でしょうか。
日本で多く流通しているトニックウォーターは「シュウェップス瓶250ml」タイプ。これにたいしてイングランド版のインディアントニックウォーターは缶タイプで販売されていました。
大きな違いは、こちらにはキナ抽出物が入っていることです。ちなみに、トニックウォーターとキニーネの話題がよくネットに載っていますが、誤解した情報も多いので不安に感じていたりする方もいらっしゃるようです。
また、「本場のキニーネ入りでなくては」とこだわりを語る人もいますが、正しくは精製されたものがキニーネなので、キナ抽出物やキナ成分と使い分ける必要があります。
不安な方は以前の記事を確認いただいて、安心してくださいね。解説はこちら>>>「フィーバーツリープレミアムトニックウォーター」
とはいえ、缶タイプのほうはこれまでAmazonでも隅のほうで遠慮がちに販売されてきたので、なんだか怪しい印象に見えてきますが(笑)、けっして販売が禁止されているものではありません。
実際には現在、「シュウェップス インディアントニックウォーター(Schweppes Indian Tonic Water)」は缶タイプ以外にも出ています。
Amazonを中心に缶(150ml)、瓶(200ml)、ペットボトルタイプ(1リットル)が販売されています。
缶と瓶は少量で販売価格は高めですが、ペットボトルのほうはお手頃価格です。しかし、容量が1リットルあるので、ひとり飲みで購入するには一気に飲まないと炭酸が抜けてしまいますね。
でも、これまで日本では認知度がまだ低かった「シュウェップスインディアントニックウォーター」が購入しやすくなったのはうれしい方も多いでしょう。
キナ抽出物入りで日本でも注目されている「フィーバーツリープレミアムトニックウォーター(Fever-Tree Tonic Water)」、「バーモンジー トニックウォーターBTW(Bermondsey Tonic Water)」の影響もあるのでしょう。
両者も日本で流通している一般的なトニックウォーターより高価ですが、インディアントニックウォーターとの味の比較を楽しんだあと、自分にぴったりのジントニックをつくりたいですね。
インディアンの味は苦みがしっかりしていて、甘味も強めに感じる方が多いので、かなりドライなタイプのジンを用意して合わせるのがよさそうです。
実はヘミングウェイの小説「危険な夏」のなかに、シュウェップス インディアントニックウォーターで割ったジントニックについての会話が登場します。「いい酒だ」と主人公は褒めていますよ。