ティーチャーズハイランドクリームのキーモルトは?
「ティーチャーズハイランドクリーム(Teacher's Highland Cream)」はウィリアム・ティーチャー&サンズ社が造っているスコッチのブレンデッドウイスキーで、同社を所有するサントリーが販売しています。
キーモルトはアードモア蒸溜所のモルト原酒「アードモア」のほか、約30種類のモルトウイスキー。グレーンウイスキーは原料がトウモロコシのものが2タイプ、小麦が1タイプの3種がブレンドとして使われています。
ティーチャーズハイランドクリームの特徴は、なによりも「煙たさ」の個性を全面に出していること。深みや複雑さはないものの、ピートのクセが好きな方には大好評ですね。
新旧ボトル、どちらのスモーキーがうまい?
銘柄 |
通販販売店の最安値価格(税込) |
ティーチャーズハイランドクリーム 40度・700ml |
950円ほど |
40度・1750ml |
2,300円ほど |
旧ボトル 43度・750ml |
5,000円ほど |
旧ボトルニチュア 43度・50ml |
3,300円ほど |
ティーチャーズ12年 43度・750ml |
5,000円ほど |
ティーチャーズ25年 46度 700ml |
22,000円ほど |
セレクト 40度・700ml |
1,200円ほど |
ティーチャーズは新旧ボトルで旧ボトルの評価が高い銘柄です。特級表示のある旧ボトル(古酒)は大きな白いラベルが目印で、750mlの最安値で5000円ほど。ほかに760mlもわずかにあります。
評価が高い理由は、旧ボトルのほうがモルトウイスキーの配合率が高いためと言われています。スモーキーフレーバーに柑橘系の香味、蜂蜜やフルーツの甘みのバランスがよく、うまいと評判なんですね。
販売店によっては旧ボトルの画像で1,300円くらいの価格表示をしているところもありますが、画像とは違う現行品が届く場合もあるので、送られてくるのが旧ボトルかどうか、販売元にしっかり確認をとってからの注文がおすすめです。
また、新旧ラベルの違いもあります。旧ラベルはブランド名の下に黒いラインが入っているデザインで、「こちらの味のほうが好き」というように味の違いを指摘する方もいます。今なら500円ほど高い価格で購入できます。
ティーチャーズの種類には12年や15年も
ティーチャーズの種類には古酒の12年(43度・750ml)や25年(46度・700ml)もあります。12年の最安値価格は通常の旧ボトルと同じくらいの5,000円ほどなので、12年を購入したほうがお得ですね。
25年は今日現在、Amazonだけの販売だったので、興味のある方はお早めにどうぞ。
現行品のスタンダードとセレクトとの違いとは
ティーチャーズハイランドクリームには、現行品のスタンダードとは別に日本限定銘柄の「セレクト(Teacher's Select)」が販売されています。
もともとハーフサイズ(350ml)のコンビニ限定品でしたが、2019年から700mlも販売されています。スタンダードとセレクトとの違いは、サントリーによれば「ハイボールに合うスモーキースコッチ」とのこと。
スタンダードもそういう触れ込みでは?と思いましたが、セレクトのほうがピーティーさが控えめで、風味もマイルドな風味になっているんですね。
スモーキーの魅力にファンの多いスタンダードですが、煙たさの個性が強く主張しすぎると感じる方もいて、そのへんのニーズを取り込む狙いがあるのでしょう。
価格とレビューの一般評価
現行品のティーチャーズハイランドクリームはアルコール度数40度で700mlと1750mlがあります。最安値(税込)は上記の表をご覧ください。
現行品の一般的な評価からまずはマイナスポイント。「香りに個性があり過ぎて、料理との相性が出るかなと思いました」「ロックで飲むと独特のスモーキーさが際立って人によっては飲みにくいかも」「スモーキーな苦味があり、辛口で香りは弱い気がする」など。
支持するレビューでは「最初スモーキーがどっと来て、きつくなるかな?と思ったらまろやかクリーミーになる感じ」「1000円ちょっとで頑張れている価格設定」「飲み慣れていくにつれ、これいいんじゃねってなります」「スモーキーでしっかりした飲みごたえ、余韻には甘みがあって美味しい」などの評価が見られます。
やはりピートの感じかたに個人的な好みが出るようですね。最後に私のテイスティングもよかったらご覧ください。個人的に煙たさは少なめが好みなので、多少きびしめになっています。お好きな方、ごめんなさい。どうかお気になさらず(汗)。