アンクルヴァルズボタニカルジン・きゅうりが特徴のお酒
「アンクルヴァルズボタニカルジン(Uncle Val's Botanical Gin)」はアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコ湾岸の北部太平洋沿岸に位置するソノマ郡にある35メープルストリート社が造っている限定品のクラフトジンです。
ボタニカルにはジュニパー、レモン、セイジ、ラベンダーのほかに、キューカンバー(cucumber)が使われています。きゅうりの入ったお酒ですね。
柑橘とジュニパー、セイジなどハーブの香りがバランス良く広がりながら、キュウリの涼しげな味わいが楽しめます。
おいしい飲み方は清涼感のあるジントニック
キュウリは全体の90%以上が水分で、含有量は低いものの、ビタミンC、カロチン、カリウムなどの栄養素が含まれています。
エキスを抽出した化粧液はおなじみですが、青みのある香りがいいアクセントになるため、ジンにもよく合い、「ヘンドリックスジン(Hendrick's Gin)」にも原料として使われています。
きゅうりのジンのおいしい飲み方は、ジントニックが推奨されることが多いですね。きゅうりのスライスを3切れほどグラスに入れて、叩いてちょっとつぶします。
そこへアンクルヴァルズボタニカルジン、氷を入れて、最後にトニックウォーターを注ぎます。フィーバーツリーなどの繊細な銘柄がいいですね。
もうひとつの特徴・グルテンフリー
アンクルヴァルズボタニカルジンはグルテンフリーですべて天然原料使用、無添加、無着色です。
グルテンは小麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質の一種ですが、アレルギーの原因となる物質とも言われています。
ジンは大麦、じゃがいも、ライ麦などを原料として造られる蒸留酒。蒸留によって気化するときに「たんぱく質」は分離されるため、蒸留酒の原料に麦・大麦・ライ麦が使われていてもグルテンは含まれないとされています。
でも、過敏性が強い人やセリアック病(自己免疫疾患)の方は避けたほうが無難です。
アンクルヴァルズジンがグルテンフリーというのは、ボタニカルはもちろん、ベーススピリッツにも麦を使っていないという意味ではないかと思われます。
ただ、そこまで詳細に日本語で明記されていないので、気になる方はベーススピリッツにも麦を使っていないかどうか、販売店に確認されたほうがまちがいないですね。
35メープルストリートスピリッツ社とは
ソノマ郡はカリフォルニアの最も有名なワインカントリーで、多様なワインを生産する200以上のワイナリーがあります。
35メープルストリートスピリッツはカナディアンのライウイスキー、ウィートやモルトを原料にしたウイスキー、バーボンからジン、ラムまで独自企画の限定品を多く販売しています。
そのいずれも高品質な銘柄が多く、注目を集めている企業です。同社によるとアンクルヴァルズジンは「Zio Valerioさんのガーデニングとネイティブトスカーナ料理の愛からインスパイアされたジン」とのこと。
トスカーナ料理は農家の料理がベースになっていて、シンプルで豪快な料理が特徴。ヴァルさんの愛した料理素材が、クラフトジンのボタニカルやスパイスの基本レシピとして使われているようです。