ウンダーベルクの特徴・ドイツ発祥の薬草酒
ウンダーベルク(Underberg)はドイツ発祥の混成酒(薬草酒)です。1846年にドイツのラインベルクでフーベルト・ウンダーベルク氏が生産を開始したことが由来となっています。
使われているのは、世界43ヵ国のハーブ、スパイス類が40種類以上。中性スピリッツにハーブやスパイスを漬け込んでいく際には、冷浸漬するものと温浸漬するものを分けて成分を抽出しているんですね。
それらをブレンドした後、9ヵ月間樽熟成させてから濾過したものが製品となります。日本では以前から輸入されていましたが、輸入元が何度か変わっていて現在はサントリーの取り扱いになっています。
飲み過ぎ予防や二日酔対策に効果的と言われ、本国ドイツでは1日の消費量だけで100万本だとか。ドイツの家庭では、子供が風邪を引いたときにウンダーベルクをホットミルクで割って飲ませるほど一般的だそうです。
ウンダーベルクの特徴は口コミ評価でもよく出てきますが、「10人中9人は2度と飲みたくないと言うだろうと予測できる味」とか、「薬草酒に抵抗が無い人なら飲めるかも」といったクセの強さ。ただし、ハマるとクセになります。
価格とレビューの評価
ウンダーベルクはアルコール度数44度・20mlで、3本パックの最安値(税込)はあくまでも記事アップ日の最安値価格ですが、440円ほど。
一般的な評価では「美味しくはないので、薬草酒と割り切って飲みましょう」「アルコール入りソルマック」というように、やはり薬草風味が最初のハードルのようですね。
支持するレビューには「辛さと苦さで強烈なパンチでしたがクセになりそうです」「ハマる人はめっちゃハマる味」「飲んだ翌日が調子が良い」「最初の一口はハーブの苦み、後は甘い味がどんどん出てきます。確かにいい感じです。肉をいっぱい食べた後におすすめ」など、ハマッた人からは高評価のレビューが見られます。
おいしい飲み方・ソーダ割りの作り方
独特のハーブ感に抵抗がなければ、瓶からそのままストレート、あるいはソーダ割り、ジンジャーエール割りが一般的です。ウンダーベルク1にたいして、ソーダやジンジャーエール5という比率がメーカーの推奨です。
また、レビューをチェックしてみると、「ビールにチョイ足しして飲む」「牛乳で割ると美味しい」といったアレンジを楽しむ方もいますね。
カクテル「鉄と鋼(アイゼン・ウント・シュタール)」のレシピ
ドイツで有名なウンダーベルクのカクテルも紹介しましょう。ドイツ語読みではアイゼン・ウント・シュタール(Eisen und Stahl)。英語ではアイアン&スチール、日本語では「鉄と鋼」という強そうな名前のカクテルです。
使うのはコルン(小麦やライ麦などの穀物類を原料とした蒸留酒)か、シュタインヘーガーのシンケンヘーガー。コルンは手に入りにくいのでシンケンヘーガーが便利です。
作り方はあらかじめしっかりと冷凍庫で冷やしたシンケンヘーガーをグラスに注いでおいて、ウンダーベルクを注いでステアするだけです。
ドイツでスタンダードな飲み方は、シンケンヘーガーにウンダーベルクのフロート(静かに注ぎ入れ、比重を利用して浮かべる)をする飲み方だそうです。まずはこれで味見してからステアしてもいいですね。
Amazonの商品画像のなかにフロートしたきれいな黄色の画像が掲載されているので、参照してみてください。
ウンダーベルグのベルトも人気
「ウンダーベルグのベルト」もファンには人気です。ウンダーベルグを弾丸に見立てて、ウエスタン風のホルスターにしまえるタイプになっています。
ドイツのお酒なのになぜウエスタン?というツッコミどころもあります(笑)が、現在はオークションサイトにしかないので、興味のある方はこちらをチェックしてみてくださいね。